『輝く未来の女性たち』開催レポート【第1弾】

才能を磨く女性たちを毎月ゲストにお呼びして、その秘訣を学ぶ『輝く未来の女性たち』というプロジェクトを、未来プランニングでは2016年4月から1年に渡って開催して参りました。その人といると元気になれる、その人といると何かが出来そうな気がしてくる、その人といるとハッピーになれる─自分をポジティブにしてくれる人は、いつも発光体のように輝いています。「私も何か好きなことを」と思ったら、まずは直接輝いている方に出会うこと。そして話を聞き、その目で見て、その手で触れることが一番なのです。ここでは、この1年間にお呼びしたゲストの方や参加者の方々の声を通して、どのような話が展開されていたのかをお伝え致します。

第1回目:2016年4月14日開催

学び上手な人を目指して 〜セラピスト・小林清香さん〜

輝く未来の女性の会のTOPバッターとしてオファーをいただいたのですが、自分自身に気合いをいれるために、新しいお洋服を注文しました。ところが、肝心の当日に間に合わないというアクシデントが生じてしまったのです。これは「自然体でいきなさいね」というメッセージだったんですね。こうして人前でお話することで、いろいろなことに気づかされ、「なぜ、私がアオバとつながっているのか」「どうしてヒーリングに気持ちが向かうのか」という自分の内側をあらためて見つめるキッカケとなりました。

「小林清香は友だちづくりが上手」というイメージがあるようですが、じつは私はコミュニケーションが大の苦手なんです。それをを克服するために、意識の持ち方を考えるようになったのは15年前でした。当時、江原浩之さんのようなスピリチュアル・カウンセリングの方はイギリスで学び、資格を習得されていました。日本はスピリチュアルの社会的地位は低く、資格もなくてかなりいい加減な状況でした。といって主婦の私が渡英するにも、お金も時間や、さらには家族を犠牲にすることはできなかったのですが、やりだすと「極めてしまいたい」という性分の私ですから、遂にイギリスで取得する同様の資格を国内で取ることができました。私がお伝えしたいのは「その場でけっしてあきらめないこと」。いろいろな壁が立ちはだかる人生だから、思ったらまずやってみる。そして相手のことを大切に思う気持ちが、会話をうまくやる秘訣だと思っています。

絵本に触れるという大切な感性 〜絵本セラピスト・まことさん〜

読み聞かせも声優さんも、声にその方のすべてが出てきます。もちろん粕谷さんも例外ではなく、人を癒すことができる力を秘めています。誰にでも楽しい思い出や悲しい思い出など、様々な過去がありますが、考えてみればそれらの過去があって“今”に繋がっています。自分しか味わう事が出来ない、かけがえのない人生には良い事も悪い事もあるけれど、それを全部ひっくるめて大切な自分の人生だと思いたい。絵本は、忘れかけていた大切な気持ちに気づかせてくれる力がありますが、それをひとつひとつ振り返る事が出来たなら、後悔するこができない人生が生きられる。私はそんな思いを難しい言葉ではなく、いろいろな絵本の登場人物になりきって演じています。

第2回目:2016年5月12日開催

機内におけるサービスの極意とは? 〜客室乗務員・和泉えみこさん〜

国際線を利用する知人のビジネスマンから、「行きのフライトで、客室乗務員や機内の雰囲気がいい感じの時は不思議と交渉ごとがうまく行くんだけど、どうしてなんだろうね」と、尋ねられたことがありました。客室乗務員の仕事は、到着までお客さまを安全にお守りすることなのですが、私はお客さまひとり一人に「ラッキー」をお届けすることが、CAという先にある仕事だと思っていたのです。こんな質問を投げかけられて「わかる人にはわかるんだ」と、とても感動したことをおぼえています。

たかが客室乗務員の私が「お客様の運気を高めて差し上げる」なんて、だいそれたことのように思えるのですが、私には機内の運気が高まる理由がわかるのです。飛行機内ではじめてのお客さまに「ご搭乗ありがとうございます」10秒。そして、お荷物を苦労しながら上げようとしているお客様に「大変そうですね、お手伝いしましょうか」5秒。次に「オレンジジュースをお持ちしました」10秒。「お食事をお持ちしました」10秒。この10秒がいくつも重なって、「ああ、なにか感じがいい」と思われることで、お客さまがやさしくなられる。そのやさしい雰囲気は他のお客様にも伝染して、機内の中が優しさで満たされる。さあ、どうでしょう。こんな飛行機が事故で墜落すると思いますか?するはずがありませんよね。お客さまはやさしい気持ちのまま、到着してそのままバスに乗り、商談に入る。このように考えてみると私たちは、お客さんにラッキーを差し上げていると、何気なく思っていたことが、知人の方の質問で確信に変わったのです。

茶道から学ぶ「おもてなし力」アップ 〜裏千家・榎本宗和さん〜

ここでの話は榎本が感じた「榎本流裏千家」ということで、ほかでは話されませぬようお願いします(笑)。日本には華道をはじめ、茶道、弓道、柔道、剣道、武道、合気道、仏道、書道といった「道」という文字を使った習い事がたくさんあります。道というのは一生続くもので、道にはこれでいいというような卒業証書はないのです。さて茶道なのですが、お茶をいただくのになぜあのようにお茶碗を回したり、決められた回数で頂かなければならないのでしょうか。ただお茶を飲むのであれば、あのような茶室や、幾多の決められたお手前は必要がなく、もっと簡単に済ませられるはずです。これを榎本流に解釈すれば「真の真心」があるか、ないか。おもてなしと言うととかく、迎える側の亭主の心のありかたを指すと思いがちですが、じつは迎えられるお客側と亭主の両者が同じ気持ちで茶室に入ることで、叶えられるのがおもてなしなのですね。

これは茶室に限らず、自宅にお友達を招くときでも言えることなんです。もてなす側が一生懸命しつらえに心を添えても、招かれる側がその美しさを感じずにただ座っていたら、おもてなしは成立しないのです。招かれた方は「私のためにこんなにしてくれた」という、感謝の気持ちをもたないといけません。これからお茶をお運びして飲んでいただきますが、コーヒーや紅茶のように、ケーキやクッキーを食べながらお話する欧米のティータイムとは異なり、抹茶ではほとんど会話はしません。亭主は美味しいお茶を召し上がって頂きたいから、空間や器やお菓子に気持ちを込めてお出しします。いただく方は、そんな亭主のおもてなしの心を察し、無言でいただくのです。「美しい」という心の持ちようを、互いに共有しあう。この感性がつねにあれば、人と人は憎しみあったり恨みあったりは、しないのではないでしょうか。

第3回目:2016年6月9日開催

健康と心と食べること…それがいい人生に繋がる 〜料理研究家・石川陽子さん〜

私は人が大好きで、人が集まることを若い頃からいろいろと考えてきました。学生時分には、スキーツアーやディスコパーティーを企画したのですが、
根が明るく、何かにつけてポジティブでしたから、「何があってもなんとかなる」という考えで生きてきました。これは今でも大事にしています。私は恵比寿で料理とアトリエをやっていますが、アオバさん同様、ここには老若男女いろいろな方が集まります。大学生を卒業した女性から70歳近い男性の方にまじり、最近ではオカマちゃんも集まってきています。「女子とは一緒にやりたくない」というリクエストに応えて、おかまちゃんだけの教室も開いています(笑)。こんな風に「いろいろな人のために何かをしたいな」と思ってやってきたことが、逆にみなさんに助けられ、12年も続けていられる。そのことに今は感謝しています。私は、料理研究家というような大層な肩書きをもっていますが、じつは結婚をする前まではクッキーを焼くことすらできなかったのです。結婚をさかいに家族や知人をお呼びして、何も作れないというのはマズいということで、必要に迫り料理をし始めました。もともと外で食べたり、呑んだり、話したりすることが大好きで、そこにポジティブな性格が背中を押しをしてくれました。「家族や友人に喜んでもらえたら」という気持ちが、得意な料理を一つ、また一つと増やしていったのです。

私の教室は、料理づくりにかける時間が1時間ほど。あとは、自分たちで作ったものを食べながらのおしゃべりが2時間ほど。同じものを囲んでいる一体感というのでしょうか。それが教室の雰囲気を作ってくれていますね。健康を意識すると食材や量に気持ちがいきがちですが、楽しく食べないと栄養が身にならないと思うのです。健康と心と食べること。そしていい音楽を聞いて、仲間と楽しくおしゃべりをしながら。それがいい人生につながるんじゃないかしら。そのためのレシピだと思っています。このあと、我が家秘伝のドレッシングで野菜を召し上がっていただきますが、家族には大人気です。